日経平均は大幅続伸、終値は68,956円
10月1日の日経平均株価は前日比2,203.00円高の68,956.72円と大幅続伸しました。上げ幅は歴代11位で、2,000円を超える上昇は約2か月ぶりです。米マイクロン・テクノロジーの好決算を受けて半導体関連株に買いが集中し、ほぼ高値引けとなりました。
一方、TOPIXは23.33ポイント高の4,131.98と、上昇率は0.57%にとどまりました。
相場を動かした主な材料
一つ目はマイクロンの好決算です。売上高が急拡大し、9〜11月期の見通しも市場予想を上回ったことで、AI向けメモリーの需要拡大が改めて意識されました。
二つ目は米インフレの鈍化です。8月の米PCE物価指数が予想を下回り、FRBの追加利上げへの警戒が和らぎました。
三つ目は円安です。日銀短観と9月会合の「主な意見」を受けて早期利上げ観測が後退し、ドル円は158円台に乗せました。
指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄
アドバンテストが9.78%高で日経平均を約723円押し上げ、1銘柄で上げ幅の約3分の1を占めました。東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、イビデンを加えた上位5銘柄で約1,612円の押し上げです。
一方、株式分割後の東京海上HDや第一三共、中外製薬などが下落しましたが、押し下げは最大でも約13円と小幅でした。
市場全体の温度感
東証プライムでは値上がり750銘柄、値下がり747銘柄とほぼ拮抗し、33業種でも上昇は11業種にとどまりました。電気機器や精密機器が買われる一方、銀行・保険・石油は下落しています。
NT倍率は16.69倍まで上昇しており、日経平均の大幅高ほど相場全体は強くありません。半導体に買いが集中した「局所的な上昇」といえます。
今後の日経平均の見通し
| 期間 | 想定レンジ | 主な前提条件 |
|---|---|---|
| 翌営業日 | 68,000円〜69,800円 | 米ISM製造業景況指数の結果、半導体株の買いが続くか、短期過熱感による利益確定 |
| 1ヶ月後 | 64,500円〜72,000円 | 米雇用統計とFOMC(10月27〜28日)、日銀10月会合、国内の決算発表 |
| 1年後 | 57,000円〜78,000円 | AI・半導体需要の持続性、日米の金融政策、米長期金利の動向 |
今日のまとめ
マイクロンの好決算をきっかけに、半導体株が日経平均を歴代11位の上げ幅へ押し上げた一日でした。ただし騰落は拮抗しており、上昇は半導体に集中しています。10月2日の米雇用統計を控え、買いがほかの業種に広がるかが注目されます。
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