日経平均は続伸、終値は63,954円

10月28日の日経平均は前日比685円82銭高の6万3954円19銭と大幅に続伸しました。韓国SKハイニックスの好決算と米半導体株高を受けて、寄り付きから半導体関連に買いが集まり、後場には一時1000円超高の6万4308円まで上昇しました。ただ、今晩のFOMCと米IT大手の決算を控えて引けにかけて伸び悩み、終値では6万4000円をわずかに下回っています。一方、TOPIXは5.66ポイント安の3991.71と3日ぶりに反落しました。

相場を動かした主な材料

最大の材料はSKハイニックスの決算です。7〜9月期の営業利益が前年同期比7.3倍の83兆ウォンと過去最高を更新し、メモリー不足が2030年まで続くとの見方も伝わったことで、キオクシアを中心にメモリー関連が急伸しました。前日の米国市場ではSOX指数が3.60%高と3日続伸し、東京でも半導体製造装置株の買い戻しが続きました。

半面、前日に決算を発表したカプコンやキヤノン、日東電工には失望売りが出て、ゲーム株や食料品、保険など半導体以外の業種には売りが広がりました。

指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄

プラス寄与はアドバンテスト(約231円)、東京エレクトロン(約210円)、ソフトバンクグループ(約168円)、キオクシアHD(約123円、+13.76%)、イビデン(約96円)の順で、上位5銘柄で約828円分を押し上げました。さくらインターネットとMARUWAは業績の上方修正でストップ高となっています。

マイナス寄与はコナミグループ(約53円)、日東電工(約36円)、バンダイナムコHD(約31円)が上位です。カプコンは545円安の3835円と1割を超える下落となり、ゲーム株全体に連想売りが及びました。

市場全体の温度感

東証プライムの値上がりは432銘柄、値下がりは1096銘柄で、値下がりが全体の7割を占めました。東証33業種のうち上昇はガラス・土石製品、非鉄金属、電気機器など10業種にとどまり、保険業、食料品、石油・石炭製品を筆頭に23業種が下落しています。売買代金は8兆742億円と3日ぶりに8兆円台を回復しましたが、資金は半導体関連に集中しており、相場全体の体温は上がっていません。

今後の日経平均の見通し

期間想定レンジ主な前提条件
翌営業日63,000円〜65,200円FOMCの無難な通過と米IT大手のAI投資積み増し、アドバンテスト決算の好反応が続けば上振れ余地。設備投資に慎重な姿勢が出れば下振れリスク
1ヶ月後61,000円〜67,500円30日の日銀会合と11月の国内決算が焦点。25日線(6万6196円)の回復可否で方向感が変わりうる
1年後56,000円〜76,000円AI投資サイクルとメモリー市況の改善が続けば上振れ余地。米金利5%台の長期化が重荷となれば下振れリスク

今日のまとめ

SKハイニックス決算と米SOX指数高で半導体株が急伸し、日経平均は685円高と続伸しましたが、プライムの7割が下落しTOPIXは反落と、上昇は値がさ株に偏った一日でした。引け後にはアドバンテストが通期予想の上方修正と2800億円の自社株買いを発表しており、今晩のFOMCと米IT決算の結果と合わせて、半導体への集中が相場全体の広がりに変わるかが次の焦点です。

より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。

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【2026年10月28日】今日の日本株 深掘りノート|SKハイニックス決算で半導体に一極集中、日経平均685円高もTOPIX反落・プライム7割下落
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