用語解説でNISAや特定口座を調べて、「そろそろ実際に始めてみたい」と思ったとき、最初に必要になるのが証券口座です。このページでは、初めて口座を選ぶときに見るべきポイントを3つに絞って整理し、当サイトが実際に紹介できる2社(松井証券・DMM株)を、2026年7月時点の公式サイトの情報をもとに比較します。
先に大事なことをひとつ。口座開設・維持は、主要ネット証券では基本的に無料です。「とりあえず開設して、入金は準備ができてから」という進め方ができるので、口座を作ること自体に大きなリスクはありません。
証券口座を選ぶ3つの軸
① 手数料は「安さ」より「体系」で見る
ネット証券の手数料は総じて安くなっていますが、会社によって課金の仕組みそのものが違います。大きく分けて2タイプあります。
- 1日定額型:1日の約定代金の合計額で手数料が決まる。少額の取引を1日に何度かする人向き。
- 約定ごと型:1回の取引ごとに手数料がかかる。取引回数が少ない人、1回の金額が大きい人向き。
つまり「どちらが安いか」は取引スタイルによって逆転します。自分が「月に数回、数万〜数十万円ずつ買うタイプ」なのか、「まとまった金額を年に数回動かすタイプ」なのかを先にイメージしておくと、選びやすくなります。
② NISA対応
これから始めるなら、NISA口座をセットで開くのが基本形です。NISA口座は1人1金融機関しか持てないため、「NISAをどこに置くか」は証券会社選びとほぼ同じ意味を持ちます。NISAでの売買手数料を無料にしている会社が多いですが、念のため確認しておきましょう。
③ 情報・ツール・サポート
手数料の差が小さくなった分、実際の使い勝手——アプリの見やすさ、投資情報の充実度、困ったときのサポート——が長く使ううえでの差になります。ここは口座を作って触ってみないと分からない部分もあるので、口座開設無料を活かして「まず1社開けて試す」のが現実的です。
松井証券とDMM株を比較する
当サイトで紹介している2社は、ちょうど上の「1日定額型」と「約定ごと型」の代表例になっています。数値は2026年7月時点に各社公式サイトで確認したものです(最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください)。
| 松井証券 | DMM株 | |
|---|---|---|
| 手数料の体系 | 1日定額型(ボックスレート) | 約定ごと型 |
| 現物取引の手数料 | 1日の約定代金合計50万円まで0円、100万円まで1,100円(税込) | 1約定5万円まで55円〜300万円超880円(税込) |
| NISAでの売買手数料 | 無料 | 無料(国内株・米国株) |
| ポイント | 投信残高などに応じたポイントサービスあり | 取引手数料の1%を株ポイントで還元 |
| 米国株 | 取扱いあり | 約定代金の0.495%(税込・上限22ドル) |
| iDeCo | あり(運営管理手数料0円) | — |
| 特徴 | 創業100年を超える老舗。サポート体制に定評 | 信用取引の手数料が0円。アプリひとつで日本株・米国株に対応 |
どちらが向いているか
少額でコツコツ派なら松井証券。1日の約定代金合計が50万円までなら現物手数料が0円なので、「毎月数万円ずつ買い増していく」ような始め方なら、手数料をほぼ気にせず続けられます。iDeCoまで同じ口座グループでまとめられるのも、老後資金と株式投資を並行したい人には整理しやすい構成です。
取引のたびに完結させたい派・米国株も視野に入れる派ならDMM株。約定ごと型なのでコストが読みやすく、支払った手数料の1%がポイントで戻ります。信用取引の手数料が0円という尖った特徴もあるので、将来ステップアップしたときの選択肢が広いのも持ち味です。
迷ったら、「NISAで長期の積み上げ=松井証券」「取引ごとの分かりやすさ=DMM株」という整理で考えると、自分のスタイルに合う方が見えやすいはずです。
口座開設は各社公式サイトから
どちらも口座開設・維持は無料です。申込はオンラインで完結し、本人確認書類とマイナンバーが確認できる書類があれば手続きできます。
※このセクションはアフィリエイト広告(PR)を含みます。手数料やサービスの最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。
iDeCoも同時に考えるなら
老後資金づくりが目的に含まれるなら、iDeCo(個人型確定拠出年金)も選択肢に入ります。掛金が全額所得控除の対象になり、運用益も非課税という制度面のメリットは大きい一方、原則60歳まで引き出せないという性質があるので、NISAとの役割分担を決めてから始めるのがおすすめです。
松井証券のiDeCoは、松井証券に支払う運営管理手数料が0円で、低コストの投資信託を中心に約40本から選べます(国民年金基金連合会などに支払う手数料は、どの金融機関を選んでも別途かかります)。
iDeCoを始めるなら
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口座開設の流れ
- 公式サイトから申込:氏名・住所などを入力し、本人確認書類(運転免許証など)とマイナンバーが確認できる書類を提出します。スマホでの撮影アップロードに対応している会社がほとんどです。
- 審査・口座開設通知:審査ののち、ログイン情報が通知されます。
- 入金して取引開始:銀行口座からの即時入金サービスを使えば、その日のうちに買付余力に反映されます。
NISA口座を同時に申し込む場合は、税務署の確認手続きが挟まるため、課税口座(特定口座)より時間がかかることがあります。「まず課税口座で少額から触ってみて、NISAの開設完了を待つ」という進め方もできます。
よくある質問
Q. 口座開設や口座維持にお金はかかりますか?
今回紹介した松井証券・DMM株を含め、主要なネット証券では口座開設・口座維持ともに無料が一般的です。申込前に各社公式サイトの最新情報をご確認ください。
Q. 証券口座は複数持ってもいいのでしょうか?
複数の証券会社に口座を持つこと自体は問題ありません。ただしNISA口座だけは1人1金融機関に限られます(年単位で金融機関の変更は可能です)。
Q. 株はいくらから始められますか?
通常の取引は100株単位(単元)ですが、1株から買える単元未満株のサービスを使えば数百円〜数千円から始められる銘柄もあります。単元未満株の取扱いや条件は証券会社によって異なるため、少額から始めたい場合は対応状況を確認してみてください。
Q. NISA口座と通常の口座はどう違うのですか?
NISA口座では株式や投資信託の売却益・配当金にかかる税金が非課税になります。通常の課税口座(特定口座・一般口座)では約20%の税金がかかります。それぞれの仕組みは当サイトの用語解説で詳しく説明しています。
関連する用語解説:NISA / NISAの非課税枠 / iDeCo / 単元未満株 / 特定口座と一般口座
本記事の手数料・サービス内容は2026年7月時点に各社公式サイトで確認した情報です。条件は変更されることがあるため、申込時には必ず公式サイトでご確認ください。当サイトは情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任においてお願いいたします。