日経平均は3日ぶり反落、終値は6万5683円
8月6日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、終値は前日比617円18銭(0.93%)安の6万5,683円26銭となりました。
ところが同じ日、TOPIXは9.68ポイント(0.24%)高の4,055.85と上昇しています。午前中には日経平均の下げ幅が一時1,350円を超え、節目の6万5,000円を下回る場面もありましたが、後場は先物への買いが入って徐々に下げ渋りました。
相場を動かした主な材料
売りのきっかけは半導体メモリーのサンディスクでした。7〜9月期の売上高見通しが市場予想を下回り時間外取引で大幅安となったことで、東京市場でも半導体株の売りを促しています。サンディスクの通期決算そのものは売上高2.8倍と好内容でしたが、市場が見たのは先行きのガイダンスでした。
5日の米市場でもナスダック総合指数が5営業日ぶりに反落。アルファベットがAI部門の人事再編で約4%安、スペースXは上場後初決算が予想を下回り急落しました。加えて6日大引け後のソフトバンクグループの決算発表を見極めたいとの雰囲気も、様子見姿勢を強めています。
指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄
プラス寄与の上位はファーストリテイリング、バンダイナムコHD、オムロン、キッコーマン、花王。マイナス寄与の上位は東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテスト、キオクシアHD、フジクラでした。
ここに今日の答えがあります。キオクシア、アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループの4銘柄の下落だけで、日経平均は850円ほど押し下げられました。実際の下げ幅は617円ですから、残り221銘柄は合計で230円ほど指数を押し上げていた計算になります。日経平均のマイナスは、たった4銘柄が作ったものでした。
市場全体の温度感
東証プライムの値上がりは1,130銘柄で7割強、値下がりは401銘柄で約4分の1にとどまりました。日経225構成銘柄でも値上がり168、値下がり56で、74.7%が上昇しています。株探の大引け見出しも「決算物色旺盛で値上がり銘柄は7割超」でした。
業種別では繊維製品、医薬品、その他製品、食料品、水産・農林業が上昇し、非鉄金属、ガラス・土石製品、電気機器、金属製品、情報・通信業が下落。前日8月5日の上昇5業種と下落5業種が、丸1日でそっくり入れ替わった形です。売買代金は9兆6,880億円と今週初めて10兆円を割り込みました。
好決算の受け止め方にも特徴がありました。株探が注目の好決算銘柄として挙げた3社のうち、太陽誘電と日東紡は下落し、オムロンだけが上昇。前2社は半導体・電子部品、オムロンは制御機器です。今期経常を43%上方修正した古河電工も売られました。同じ好決算でも、属するセクターで明暗が分かれています。
今後の日経平均の見通し
| 期間 | 想定レンジ | 主な前提条件 |
|---|---|---|
| 翌営業日 | 64,800円〜66,500円 | 米7月雇用統計の内容と米金利の反応、ソフトバンクグループ決算への株価反応 |
| 1ヶ月後 | 62,000円〜70,000円 | 米CPI通過後の米金利水準、8月14日のオプションSQ、決算一巡後の物色対象の変化 |
| 1年後 | 60,000円〜80,000円 | AI・半導体投資サイクルの持続性、日銀の利上げペース、中東情勢 |
レンジは前提条件が成り立った場合の目安です。米7月ADP雇用は伸びが鈍化して予想を下回りながら長期金利は上昇しており、指標と金利の反応が食い違う状態が続くと方向感は出にくくなります。
今日のまとめ
TOPIXは上がり、プライムの7割強が上がり、日経225構成銘柄でさえ74.7%が上がりました。それでも日経平均だけが617円下げています。
今週は4営業日連続で、日経平均という数字と市場の実感がずれ続けました。8月3日と4日は指数が実感より強く見え、5日は一致し、今日は指数が実感より弱く見えています。ズレの向きは日替わりですが、原因は一貫して同じです。指数を動かしているのが、実質的に7〜8銘柄しかないこと。日経平均を見るときは、その数字が何を代表しているのかを一度確かめる価値がありそうです。
より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。
編集者メモ(公開しない)
詳細版から通常版へ反映した要点
- 主軸「TOPIX上昇・プライム7割強が値上がり」vs「日経平均617円安」は冒頭から明示
- 「4銘柄で850円押し下げ」と「残り221銘柄で+230円」は見出し3の締めに配置
- 前日の上昇5業種がそのまま下落5業種になった点、好決算3社のうち2社が下落した逆説は見出し4に集約
- 今週4営業日の乖離の連続性は見出し6で提示。週次まとめへの橋渡し
通常版で省略した詳細情報
- 4営業日の寄与度変遷表(深掘り版のみ)
- 今週の乖離を整理した4営業日の表(深掘り版のみ)
- 業種別の前日比較表(通常版では文章で1行に要約)
- テクニカル水準(25日線6万6656円、75日線6万5260円前後、7月31日高値6万5364円、雲下限6万4532円)と「押し目の範囲にとどまる」との判断
- SBG決算の詳細(純利益3,473億円・17.7%減、アームの人員増、オープンAI公正価値896億ドル)→ checkPointsに要約
- 個別銘柄(インテリジェント ウェイブ+26.70%、花王+409円、太平洋セメント、大日精化工業、JX金属、任天堂)
- NT倍率16.20倍(前日16.39倍)
- 米ADP・ISM非製造業の詳細
事実確認が必要な点
- 寄与度の円換算値が4日連続で未取得。通常版では銘柄名と「4銘柄で850円」のみで記述
- 始値・高値・安値の確定値が未取得。本文では「下げ幅一時1,350円超」「6万5,000円割れ」のみ記載
- グロース250・JPXプライム150・東証REIT指数が未取得(通常版では言及なし)
- 33業種の上昇/下落業種数が未取得(業種名と順位のみ)
- 米10年債利回り・WTI原油の5日終値が未取得
- SBGのビジョン・ファンド投資利益は媒体差が大きいため、純利益のみ記載
リンク設定状況
- 今日のまとめに
20260806-deepへのリンクを1箇所設置 - ファイル名:20260806-nikkei.md
- アフィリエイトプレースホルダーは1箇所(今週と同じ運用)
週次まとめ(明日8/7)への申し送り
- 週の主軸は「日経平均という数字と市場の実感がずれ続けた週」を推奨
- 日次終値:7/31 64,362.02 → 8/3 63,754.90 → 8/4 63,957.53 → 8/5 66,300.44 → 8/6 65,683.26
- 週間(8/6時点)+1,321.24円(+2.05%)
- サブテーマ候補:①協調介入ショックとその往復、②AI・半導体の「決算は good、ガイダンスは bad」(AMD→サンディスク→ウエスタンデジタル)、③決算ピークによる個別材料株物色
- weeklyThemesは今週の実際の展開に合わせて更新済み
公開前チェックリスト
- フロントマターの引用符がすべて半角ストレートクォート(‘)か
- nikkei / topix / usd / dow / nasdaq がクォート付きの数字のみか
- checkPoints が title: と text: の2行セットになっているか
- weeklyThemes が5項目すべてクォートで囲まれているか
- 深掘りノートリンクのスラッグが 20260806-deep になっているか
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