日経平均は大幅続伸、終値は6万4362円
31日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比2494円59銭高の6万4362円02銭と大幅に続伸しました。前場には6万5000円台に乗せる場面もあり、上昇率は4.03%に達しています。TOPIXも50.80ポイント高の4003.30と反発しました。
ところが東証プライム市場の値下がり銘柄数は922と、値上がりの612を上回っています。日経平均が4%上がった日に、市場の6割近くが下落していたことになります。
相場を動かした主な材料
最大の材料は、前日の米国市場でのマイクロソフトの急伸です。同社は一時17%上昇しました。決算が市場予想を上回り、通期のフリーキャッシュフローが黒字を維持するとの見通しを示したことで、AI投資の回収を巡る過度な懸念が後退しています。フィラデルフィア半導体株指数も6営業日ぶりに8.2%高と急反発しました。
日銀は金融政策決定会合で、予想通り政策金利を1.0%に据え置きました。結果発表は取引時間中、植田総裁の会見は15時30分からという時間差があり、後場は会見内容を見極めたいとのムードから上値が重くなっています。
指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄
押し上げ寄与の首位はアドバンテストで1101.80円。ソフトバンクグループが513.29円、東京エレクトロンが327.85円、イビデンが201.13円、キオクシアHDが164.26円と続き、アドテストとソフトバンクGはストップ高でした。
アドバンテスト1銘柄で上昇幅2494円の44%、上位2銘柄で65%、上位5銘柄では93%を説明できます。上位5銘柄はすべて半導体・AI関連でした。
押し下げ側はKDDIが52.29円で最大となり、コナミグループ、リクルートHD、ファーストリテイリングと、今週前半に買われた内需・ディフェンシブが並びました。第一三共とデンソーは取引時間中の決算発表を受けて急落しています。
市場全体の温度感
東証プライム市場の値上がりは612、値下がりは922、変わらずは24。業種別では非鉄金属、電気機器、ガラス・土石製品などが上昇した一方、医薬品、不動産業、陸運業などが下落しました。医薬品は下落率の上位で、中外製薬や塩野義製薬、テルモも揃って売られています。
売買代金は10兆1069億円と前日から減りましたが、今週は5営業日すべてで9兆円を超えました。なお週間では前週末比249円13銭安、率にして0.39%の下落。週内で最大3497円下げ、4500円戻して、着地はほぼ変わらずという一週間でした。
今後の日経平均の見通し
| 期間 | 想定レンジ | 主な前提条件 |
|---|---|---|
| 翌営業日 | 62,500円〜66,500円 | 植田総裁会見の消化、決算の後半戦、介入観測の余波。半導体の勢いが続くか |
| 1ヶ月後 | 58,000円〜70,000円 | AI投資の採算をめぐる評価、日銀の次回利上げ時期、中東情勢と原油価格、為替水準 |
| 1年後 | 55,000円〜78,000円 | AI・半導体投資サイクルの持続性、メモリー市況の需給、日米の金融政策の方向性 |
いずれも一定の前提を置いた想定レンジであり、実際の値動きを保証するものではありません。
今日のまとめ
今週は5営業日すべてで、指数の動きと市場の中身が一致しませんでした。日経平均という指数が、いまどれほど一部の値がさ半導体株に振り回されているかを、5日連続で見せつけた週だったと言えます。
週間の騰落率はわずか0.39%安。月曜と金曜の数字だけを比べると「何も起きなかった週」に見えますが、実際には半導体が崩れ、為替が一晩で6円動いた週でした。より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。
ネット証券で口座を開くなら
毎日の相場チェックや実際の売買には、使いやすいネット証券口座があると便利です。日本株の取引に定評のある2社を紹介します。
※このセクションはアフィリエイト広告(PR)を含みます。手数料やサービスの最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。