日経平均は反発、終値は69,744円

7月3日(金)の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比1,010円92銭(1.47%)高の6万9744円07銭だった。午前に一時1,100円を超える下げとなり6万8600円台まで売られたが、その後急速に切り返した。50日移動平均線を支えにキオクシアホールディングス株に押し目買いが入り、指数全体をプラス圏に持ち上げた。日中値幅は2,178円と非常に大きかった。前日発表の米6月雇用統計を受けた米利上げ観測の後退が投資家心理を支えた。TOPIXは5日続伸し、終値は前日比49.62ポイント(1.24%)高の4,064.60だった。本日は独立記念日(7月4日)の振替休日で米国市場が休場となる。

相場を動かした主な材料

最大の材料は前日7月2日発表の米6月雇用統計だ。非農業部門雇用者数が前月比5.7万人増と市場予想(11.3万人増)を大幅に下回り、4月・5月分も合計7.4万人下方修正された。一方、失業率は4.2%と予想・前月(ともに4.3%)を下回って改善した。この強弱まちまちの結果を受け、「米景気は堅調だがFRBが利上げを急ぐほどではない」との見方が広がり、消費関連株や出遅れ株に買いが向かった。

もう一つの材料は、前日▲13.47%と急落したキオクシアの劇的な切り返しだ。朝方に11%安となった後、一転して買いが優勢になり後場は10%高まで急反転した。テクニカル的なフシ目の下抜けを回避したことが安心感につながり、アドテストや東エレクも上昇に転じた。韓国のサムスン・SKハイニックスが急伸してKOSPIが大幅高となったことも、日本株への先物買いを後押しした。

指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄

フィスコの寄与度ランキングによれば、ファーストリテとキオクシアHDの2銘柄で日経平均を約340円押し上げた。前日▲13.47%で指数を押し下げたキオクシアが、本日は一転して押し上げ寄与の上位に入るという「反転」が鮮明だった。アドバンテストや東エレクも朝安後に上昇に転じた。日経平均構成銘柄の騰落数は値上がり188・値下がり36・変わらず1と、値下がりはわずか36銘柄にとどまった。決算関連ではマルマエが第3四半期累計で86%増益と好調で、本日はストップ高が9銘柄・ストップ安は0銘柄と買い意欲の強さが目立った。

市場全体の温度感

東証プライムの売買代金は約11兆8,974億円と高水準を維持した。業種別では金属製品・繊維製品・不動産業などを筆頭に全33業種が上昇した。前日7月2日は「日経平均▲1,741円 vs TOPIX+3pt」という逆行現象が発生したが、本日は日経平均・TOPIXがそろって上昇し全業種が上がるという広範な買いに変わった。前日の逆行が値がさ半導体株の集中的な急落に起因していたのに対し、本日はその半導体株が反発に転じたことで指数構造上の歪みが解消され、指数と市場全体の動きが一致した格好だ。

今後の日経平均の見通し

期間想定レンジ主な前提条件
翌営業日(7月6日)68,500円〜71,000円週明けの米国市場が雇用統計をどう消化するか、キオクシアのリバウンド持続性、ドル円の介入警戒
1ヶ月後(8月初旬)66,000円〜74,000円4〜6月期決算発表本格化、7月FOMC(7/28〜29)、日銀会合、半導体株のボラティリティ
1年後(2027年7月)63,000円〜83,000円AI投資サイクルの持続性、NAND市況、日米金利差と円相場の行方

今日のまとめ

前日とは正反対の様相を見せた1日だった。前日の逆行現象を引き起こしたキオクシアが、本日は朝安11%から後場10%高へと劇的に切り返し、今度は指数を押し上げる主役に転じた。この目まぐるしい反転は、AI・半導体相場が「上半期の一本調子の上昇」から「下半期の高ボラティリティ局面」へと性格を変えつつあることを示唆している。米雇用統計の下振れによる利上げ観測後退が出遅れ株にも資金を呼び込み、全業種上昇という健全な広がりを生んだ点も心強い。来週は4〜6月期決算の本格化と、週明けの米国市場の反応が焦点となる。

より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。今週の相場を俯瞰した週次まとめもあわせてどうぞ。

編集者メモ(非公開)

【深掘りノートから反映した要点】キオクシアの朝安11%→後場10%高への劇的反転、米6月雇用統計の下振れ(NFP+5.7万人)と利上げ観測後退、全33業種上昇の全面高、前日の逆行現象からの構造正常化、ドル円160円台急落と介入警戒を反映。

【通常版で省略した詳細】ドル円の詳細な値動き(日韓協調介入観測・レートチェック観測・三村財務官発言)、キオクシアの50日移動平均線を巡るテクニカル分析、米国休場による薄商いと日中値幅2,178円の関係は深掘りノートに委ねた。

【公開前に必須の確認事項】
1. ドル円15時台の確定値(`usd`・`usdDate`更新)
2. NYダウ・ナスダックの7月2日確定終値(`dow`・`nasdaq`更新。7/3は米国休場のため前営業日=7/2終値が該当)
3. 7月3日大引け寄与度ランキングの押し上げ・押し下げ上位の具体的数値
4. キオクシア・ファーストリテの7/3終値(円)

【クロスリンク確認】深掘りノート(20260703-deep)および週次まとめ(20260703-weekly)との相互リンクをaタグで設定済み。各ファイルのスラッグ一致を確認すること。

【週次まとめとの連携】本日が今週(6/29〜7/3)の最終営業日。週次まとめ(20260703-weekly)を本日中に作成予定。テーマは「AI・半導体相場の上半期終焉と下半期の乱高下」。

さらに詳しく読む
【2026年7月3日】今日の日本株 深掘りノート|前日暴落のキオクシアが一転10%高、米利上げ観測後退で全業種上昇の全面高
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