日経平均は歴代3位の暴落、終値は69,360円
2026年6月26日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅に反落し、前日比3005円46銭(4.15%)安の6万9360円88銭で取引を終えました。下落幅は歴代3位となり、7万円の大台を再び割り込みました。TOPIXも53.11ポイント(1.32%)安の3963.36で終えました。
注目すべきは、値上がり銘柄数が915と全体の6割近くを占めたにもかかわらず、指数が歴代3位の下落幅を記録したことです。一部の値がさ株への売り集中が指数急落の主因でした。
相場を動かした主な材料
急落の背景には四つの要因が重なりました。最大の材料は、メモリー価格の高騰がAI投資を減速させるかもしれないという懸念です。前日のマイクロン好決算が「メモリー高騰→クラウド事業者の予算圧迫→AI投資減速」という悲観的な解釈を招き、AI・半導体関連株が軒並み売られました。
あわせて、米紙が報じたOpenAIのIPO延期検討がSBGの急落を招いたこと、後場に韓国KOSPIでサーキットブレーカーが発動して日本株の売りが加速したこと、6月末の四半期末で機関投資家の利益確定売りが出やすかったことも重なりました。
指数を押し下げた銘柄と底堅かった銘柄
ソフトバンクグループがOpenAI IPO延期報道を受けて12.53%急落し、指数を大きく押し下げました。キオクシアホールディングス(-11.24%)、太陽誘電(-10.84%)、アドバンテスト、東京エレクトロン、村田製作所、イビデンなどAI・半導体関連が軒並み大幅安となりました。
一方、トヨタ自動車、スズキ、三菱UFJ、花王、KDDI、サンリオ、三井不動産が上昇し、AI株から内需・バリュー株への資金シフトが一部で見られました。
市場全体の温度感
東証プライムの値上がり銘柄は915と全体の6割近くを占め、値下がりは613でした。相場全体が崩壊したわけではなく、AIラリーをけん引してきた値がさ株への売りが指数を大きく引き下げた構図です。来週以降、この急落がAIラリーの本格的な終焉なのか、健全な調整なのかを見極める局面となります。
今後の日経平均の見通し
| 期間 | 想定レンジ | 主な前提条件 |
|---|---|---|
| 翌営業日 | 68,000円〜71,000円 | AIバブル懸念の払拭度合い、SBGの動向、米国市場の反応次第で振れやすい局面 |
| 1ヶ月後 | 65,000円〜73,000円 | 2026年4〜6月期決算発表シーズンの内容、AI関連企業の業績見通し修正の方向性次第 |
| 1年後 | 62,000円〜80,000円 | AI・半導体需要の持続性、日米の金融政策の方向性、企業収益の改善ペースが上値・下値を左右 |
今日のまとめ
好材料が悪材料に化けるAIバブル懸念の洗礼を受け、日経平均は歴代3位の下落幅で7万円台から転落しました。ただし値上がり銘柄が6割近くを占めており、相場全体の崩壊ではなく特定セクターへの売り集中による急落です。来週は2026年4〜6月期の決算発表が本格化し、AI関連企業の業績が相場の方向性を左右しそうです。
より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。
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