日経平均は続落、終値は62,693円
10月23日の日経平均株価は前日比214.68円安の62,693.16円と続落しました。朝方は一時1,445円安の61,462円まで売られ、200日移動平均線の目前まで迫りました。
その後は下げ渋りましたが、TOPIXは0.79%安の3,965.81と日経平均を上回る下げ率となりました。週間では日経平均が2,631円安と大きく下落しています。
相場を動かした主な材料
1つ目は米国でのAI投資懸念の再燃です。メタやテスラの決算を受け、AIへの巨額投資が収益に結びつくかへの疑念が強まり、22日のナスダックは2.6%安となりました。
2つ目は国内の利上げ観測です。9月全国コアCPIが9カ月ぶりに2%台へ戻り、日銀の利上げ観測が意識されました。一方、売り一巡後はディフェンシブ株や半導体主力株に押し目買いが入りました。
指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄
押し下げ役はTDK(▲79円)、日東電工(▲24円)、ソフトバンクグループ(▲23円)で、電子部品株やゲーム株が売られました。前日急落したアドバンテストと東京エレクトロンはほぼ横ばいで引けています。
一方、ファーストリテイリング(+95円)が1銘柄で大きく支え、中外製薬(+18円)やキオクシアHD(+11円)も指数を押し上げました。
市場全体の温度感
東証プライムの値上がりは553銘柄、値下がりは951銘柄と、値下がりが6割を超えました。33業種も上昇8・下落25と下落業種が大きく上回っています。
銀行・海運・非鉄金属が売られた一方、不動産・小売・医薬品には資金が向かいました。売買代金は8兆9,383億円と今週最大に膨らみ、需給の悪化を警戒する声も出ています。
今後の日経平均の見通し
終値は9月安値の62,726円を小幅に下回りました。RSIは売られすぎの水準にあり自律反発の余地はありますが、200日線(61,403円)を割り込むと7月安値の60,448円が意識されます。
| 期間 | 想定レンジ | 主な前提条件 |
|---|---|---|
| 翌営業日 | 61,800円〜63,600円 | 米PMI速報と米ハイテク株の動向 |
| 1ヶ月後 | 59,000円〜66,500円 | FOMC・日銀会合・ハイテク決算の内容 |
| 1年後 | 54,000円〜74,000円 | AI投資の収益化と金利・原油の動向 |
今日のまとめ
200日線の目前で踏みとどまったものの、値下がり銘柄の多さと売買代金の膨張が示すように、市場の中身は重い週末となりました。来週は日米の金融政策と決算が方向感を決めることになりそうです。
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