日経平均は6日続落、終値は64,425円
10月15日の日経平均株価は、前日比3,318.34円安(−4.90%)の64,425.95円で取引を終えました。6日続落で、下げ幅は今年最大、過去3番目の大きさです。
TOPIXも97.44ポイント安の3,999.34と、4,000ポイントを割り込みました。東証プライムの売買代金は10兆円を超え、商いが急増しています。
相場を動かした主な材料
最大の材料は「コアウィーブ・ショック」です。米AIクラウド大手コアウィーブの社債利回りが15%台に急上昇し、AI投資を支える資金調達への不安が一気に広がりました。
米9月CPIが総合・コアともに予想を上回り、追加利上げへの警戒が再燃したことも売りを加速させました。取引時間中に発表されたTSMCの最高益決算も、買い戻しにはつながりませんでした。
指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄
重荷になったのはアドバンテスト(約1,303円の押し下げ)、東京エレクトロン(約442円)、ソフトバンクグループ(約404円)です。上位3銘柄で下げ幅の約65%を占めました。
支えになったのはファーストリテイリング(約45円の押し上げ)、良品計画、中外製薬などです。ただし押し上げ幅は小さく、下げを埋めるには至りませんでした。
市場全体の温度感
東証プライムの値上がりは564銘柄、値下がりは948銘柄で、33業種中23業種が下落しました。電気機器と非鉄金属ではAI関連が軒並み2桁の下落となっています。
一方で、医薬品、不動産、小売は上昇しました。値上がり銘柄も3割強あり、全面安というより、AI株から内需・ディフェンシブ株への資金シフトが極端な形で表れた一日です。
今後の日経平均の見通し
25日線と75日線をそろって割り込み、値動きの大きい展開が想定されます。下値は64,000円、さらに市場で押し目の目安とされる62,000円近辺が意識されます。
| 期間 | 想定レンジ | 主な前提条件 |
|---|---|---|
| 翌営業日 | 63,000円〜66,000円 | 米小売売上高・PPIの結果、社債市場の落ち着き、自律反発の有無 |
| 1ヶ月後 | 60,000円〜69,000円 | 10月FOMCでの利上げの有無、米大手IT企業の決算、信用不安の広がり |
| 1年後 | 55,000円〜78,000円 | AI投資の持続性と資金調達環境、企業業績、日米の金融政策 |
今日のまとめ
歴代3位の急落は、業績ではなく、AI投資を支える資金調達への不安が引き金でした。社債市場が落ち着くかどうかと、今月下旬からの米大手IT企業の決算が、相場の方向感を左右しそうです。
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