日経平均は大幅反落、終値は6万6835円

16日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに大幅反落した。終値は前日比1915円97銭(2.79%)安の6万6835円54銭で、1週間ぶりに6万7000円を割り込んだ。前日の米国市場は主要3指数がそろって上昇したにもかかわらず、東京市場ではAI・半導体関連株に売りが集中。下げ幅は一時2200円を超えた。

東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反落し、終値は前日比59.33ポイント(1.45%)安の4028.79だった。日経平均の下落率2.79%に対しTOPIXは1.45%にとどまり、下げが値がさ半導体株に集中したことがうかがえる。

相場を動かした主な材料

前日の米市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅に下落した。中国半導体メモリー大手が上海証券取引所での新規株式公開(IPO)を控えており、調達資金による生産能力の増強で競争が激化するとの懸念からマイクロン・テクノロジーが大きく下げたためだ。東京市場でもこの懸念が波及し、メモリー関連が総崩れとなった。

半導体株の比重が大きい韓国総合株価指数(KOSPI)の下落率が7%を超える場面があり、歩調を合わせる形で日本の半導体関連への売り圧力が強まった。前日は同じKOSPIが8%超上昇して日本株を押し上げており、東京市場が韓国株に振り回される構図が続いている。

日本時間16日午後、台湾積体電路製造(TSMC)が2026年4〜6月期決算を発表し、純利益は前年同期比で大幅増となり市場予想を上回った。しかし投資家心理は改善せず、日経平均は安値圏での軟調もみ合いが続いた。

指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄

マイナス寄与では東エレクやアドバンテスト、ソフトバンクGが上位を占めた。アドテストと東エレク、ソフトバンクG、キオクシアの4銘柄だけで日経平均を1300円あまり押し下げており、指数の下げの大部分をわずか4銘柄が説明する形となった。一方、プラス寄与ではリクルートHDやベイカレント、中外薬などが上位となり、好決算を発表したベイカレントは急騰した。

市場全体の温度感

東証プライムの値下がり銘柄数は1070と全体の約7割を占め、値上がりは446、変わらずは42だった。ただし前引け時点では値下がり732・値上がり782と値上がりが過半に達しており、午前中は半導体だけが売られる相場だったが、後場にかけて売りが広がった格好だ。業種別では非鉄金属や金属製品、電気機器などが下落した一方、輸送用機器やパルプ・紙、小売業などが上昇。半導体関連を売った資金が内需・出遅れ銘柄へ向かう動きが見られた。

今後の日経平均の見通し

期間想定レンジ主な前提条件
翌営業日66,000円〜68,000円米小売売上高の結果、韓国・台湾株の動向、半導体株の下げ止まり
1ヶ月後63,000円〜70,000円中国メモリーIPOの実際の影響、国内決算の内容、日銀の利上げ観測
1年後58,000円〜78,000円日米金利差の動向、AI投資サイクルの持続性、半導体の需給構造

今日のまとめ

米株高もTSMCの好決算も効かなかったという点で、この日の下げは単なる連れ安ではない。AI投資への期待を織り込んできた半導体株が、供給側の競争激化という新しい論点に直面した局面といえる。翌営業日以降も海外半導体株の動向次第で振れやすい展開が続く可能性があります。より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。

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【2026年7月16日】今日の日本株 深掘りノート|中国メモリーIPO懸念で半導体総崩れ、TSMC好決算も届かず日経平均1915円安
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