日経平均は3日続伸、終値は70,474円

7月1日(水)の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比412円64銭(+0.59%)高の70,474円96銭だった。今日は7月の月初日であり、4〜6月期から7〜9月期への新四半期初日にあたる。朝方に発表された日銀6月短観が市場予想を大幅に上振れたことで投資家心理が改善し、7月・四半期初の新規資金流入と前日の米AI・半導体株高という3つの追い風が重なった。一時は71,962円まで上昇する場面もあったが、夜に控える米ADP雇用統計やウォーシュFRB議長の発言を見極めたい様子見から引けにかけて上げ幅を縮小し、412円高で取引を終えた。TOPIXは4,011.50と、前日の3,994.76から16.74ポイント上昇し4,000の節目を回復した。

相場を動かした主な材料

最大の材料は8時50分発表の日銀6月短観だった。大企業製造業の業況判断指数(DI)は前回3月調査から5ポイント改善のプラス22と約8年ぶりの高水準を記録し、悪化を予想していた民間エコノミストの予想を大きく上回った。大企業非製造業のDIもプラス37と約35年ぶりの高水準となった。企業の26年度の想定為替レートが1ドル=152円57銭であるのに対し、実勢のドル円は162円台と10円以上の乖離があり、輸出企業の業績が想定を大幅に上回る可能性が高いことも相場の支援材料となった。

加えて、前日6月30日の米国市場でS&P500が+0.79%、ナスダック総合が+1.52%と反発した流れが東京市場に波及した。OpenAIが推論モデルのコストを大幅に削減する技術を見出したとの報道が、前週末から続いていたAI株の下落に歯止めをかけた。

指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄

東京エレクトロン・アドバンテスト・フジクラが上昇し、AI・半導体製造装置セクターが指数の押し上げに寄与した。前日6月30日分の財経新聞の寄与度データでは、値上がり寄与トップが東エレク(約246円押し上げ)、同2位がアドバンテストで、ソフトバンクG・フジクラ・村田製作所・太陽誘電・ファナックがつづいた。本日7月1日大引け時点の寄与度ランキングの具体的数値は本稿執筆時点で未確認だが、同様の銘柄群が上位を占めた可能性が高い。押し下げ銘柄の詳細も本稿執筆時点では未確認であるため、公開前に財経新聞・株探の7月1日大引け記事で確認することを推奨する。

市場全体の温度感

東証プライムの売買代金・売買高・値上がり値下がり銘柄数は本稿執筆時点で未確認である。日経平均(+0.59%)に対してTOPIX(+0.42%)の騰落率が下回ったことは、値がさのAI・半導体株への集中的な買いが指数を押し上げた構図を示唆している。TOPIXが4,000台を回復した点は心理的な節目突破として注目に値する。日中の値幅が約1,836円(71,962円〜70,126円)と大きかったことは、夕刻以降の米重要指標を前にした様子見と高値での利益確定売りが交錯していることを示している。

今後の日経平均の見通し

期間想定レンジ主な前提条件
翌営業日(7月2日)69,500円〜72,000円米雇用統計の結果次第で大きく振れる可能性。強い数字→利上げ懸念→株安、弱い数字→利下げ期待→株高の二方向あり
1ヶ月後(7月末)67,000円〜76,000円4〜6月期決算発表本格化、7月FOMC(7/29)、日銀会合、為替介入の有無
1年後(2027年6月)65,000円〜84,000円AI投資サイクルの持続性、日米金利差と円相場の方向、日銀の追加利上げペース

今日のまとめ

日銀短観の予想外の強さ、7月・新四半期初日の新規資金、前日の米AI株急反発という3つの好材料が重なり、TOPIX4,000台回復という節目突破も実現した1日だった。企業の想定為替(152円57銭)と実勢(162円台)の10円超の乖離は、輸出企業の業績上振れ余地の大きさを示しており、4〜6月期決算への期待感もじわりと高まっている。ただし明日の米雇用統計は「強い数字も弱い数字も相場を揺らす」二方向リスクをはらんでおり、明日以降の値動きには注意が必要だ。

より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。

編集者メモ(非公開)

【深掘りノートから反映した要点】日銀短観の大幅上振れ(製造業+22、非製造業+37)、想定為替レートと実勢の乖離(152円57銭vs162円台)、TOPIX4,000台回復の意味、AI買い復活の背景(OpenAIコスト削減報道)を反映した。

【通常版で省略した詳細】日中値幅の詳細な動き分析、25日移動平均線との乖離率の数値、日銀短観の業種別詳細(自動車の悪化など)は深掘りノートに委ねた。

【公開前に必須の確認事項】
1. ドル円15時台の確定値(`usd`・`usdDate`更新)
2. NYダウ・ナスダック6月30日の確定終値(`dow`・`nasdaq`更新)
3. 東証プライム売買代金・売買高・値上がり値下がり銘柄数
4. 日経平均寄与度ランキング(7月1日大引け)の具体的数値
5. 業種別33業種の上昇・下落詳細

【クロスリンク確認】深掘りノート(20260701-deep)との相互リンクをaタグで設定済み。両ファイルのスラッグ一致を確認すること。

【週次まとめとの連携】今週(6/29〜7/3)は金曜(7/3)に週次まとめを作成予定。7/3は米国が独立記念日振替休日で休場のため、東京市場は米国引けなしで動く点に注意。

さらに詳しく読む
【2026年7月1日】今日の日本株 深掘りノート|日銀短観が35年ぶり高水準、7月新四半期入りとAI買いで70,000円台固める
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