日経平均は続伸、終値は6万4136円25銭
9月17日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比213円25銭高の6万4136円25銭と続伸しました。FOMCを無難に通過した安心感から、寄り付きは720円58銭高の6万4643円58銭。ところが、この始値がそのまま本日の高値となりました。
前日は終値が高値となる高値引けでしたから、真逆の形です。TOPIXは32.47ポイント高の4094.19、東証グロース市場250指数は18.05ポイント高の789.35と2.34%上昇しました。
相場を動かした主な材料
FRBは日本時間17日3時に0.25%の利上げを決定し、政策金利を3.75〜4.00%としました。利上げは約3年ぶりで、票は12対0の全会一致です。市場予想どおりの結果で織り込みも進んでいたことから、東京市場の寄り付きには幅広い銘柄に買いが入りました。
ただし内容はタカ派でした。同時に公表されたドットチャートでは2026年末の政策金利見通しが4.1%と6月時点の3.8%から引き上げられ、年内にもう1回の利上げが示唆されています。この内容を受けて16日のNYダウは631ドル安と3日続落しており、東京市場の寄り付き後の失速も、これを時間をかけて消化した結果といえます。原油が反落したことも、セクターの並びを大きく入れ替えました。
指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄
支えたのはファーストリテイリングで53円90銭の押し上げ、ソフトバンクグループが51円49銭、リクルートHDが29円16銭と続きました。中外製薬、コナミG、バンダイナムコHD、テルモ、任天堂と、小売や医薬品、ゲームといったディフェンシブ性の高い銘柄が上位に並んでいます。
重荷になったのはアドバンテストで111円03銭の押し下げ、東京エレクトロンが72円41銭、TDKが33円19銭でした。イビデン、キオクシアHD、村田製作所、太陽誘電と、押し下げ上位は半導体・電子部品でほぼ埋まっています。値上がり182銘柄の寄与度合計が593円59銭、値下がりはわずか42銘柄で380円34銭。この偏りが213円という小さな上げ幅を生みました。
市場全体の温度感
東証プライムでは値上がりが1289銘柄、値下がりは235銘柄、変わらずは30銘柄でした。値上がり比率は83%に達しています。今週は14日が78.5%、15日が51%、16日が67%でしたから、本日が最高水準です。売買代金も7兆1538億円と前日から約4500億円増えました。
業種別では海運業、その他製品、医薬品などが上昇し、鉱業、非鉄金属、証券・商品先物取引業などが下落しています。医薬品は前日の下落率トップからの反転で、原油反落を受けた鉱業はその逆です。買われた範囲は広いのに指数の上げ幅が小さかったのは、値下がりした42銘柄のほとんどが株価の高い半導体株だったためです。
今後の日経平均の見通し
| 期間 | 想定レンジ | 主な前提条件 |
|---|---|---|
| 翌営業日 | 63,300円〜65,000円 | 日銀金融政策決定会合の結果と植田総裁会見が最大の変数。26週線63,825円が下支えとして機能するかどうか |
| 1ヶ月後 | 61,000円〜68,000円 | 日米の利上げ経路。米国は年内もう1回が示唆されており、日銀の判断次第で日米金利差の方向が変わる |
| 1年後 | 55,000円〜78,000円 | AI投資サイクルの持続性と日米の金利水準。年初来高値72,831円、年初来安値50,558円のレンジを基準に想定 |
本日の安値6万3824円56銭は、26週移動平均線の6万3825円52銭とわずか1円差で止まりました。ここを終値で割り込まないかぎり、下値は26週線が支えていると考えてよさそうです。
今日のまとめ
イベントは通過しましたが、半導体だけが取り残されました。値上がり比率83%は今週最高で、医薬品、海運、ゲーム、中小型株と買われた範囲は広がっています。それでも日経平均が213円高にとどまったのは、値下がりしたわずか42銘柄のほとんどが半導体・電子部品だったからです。
今週は寄与度が相場のすべてを説明する日が4日続きました。ただし振れ幅は縮んでいます。ソフトバンクグループの寄与度は14日の564円から本日は51円へ。荒い値動きは少しずつ落ち着きに向かっているのかもしれません。
より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。
ネット証券で口座を開くなら
毎日の相場チェックや実際の売買には、使いやすいネット証券口座があると便利です。日本株の取引に定評のある2社を紹介します。
※このセクションはアフィリエイト広告(PR)を含みます。手数料やサービスの最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。