日経平均は小幅に3日続落、終値は6万3484円10銭

9月15日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比8円89銭安の6万3484円10銭と小幅に3日続落しました。下げ幅はわずか8円ですが、値動きは小幅ではありません。

寄り付きは302円安で始まり、9時5分に安値6万3067円18銭をつけました。その後は買い戻しが優勢となり、11時26分には高値6万4101円00銭まで上昇。一日の値幅は1000円を超えています。TOPIXは21.05ポイント安の4037.16と反落しました。

相場を動かした主な材料

朝方の売りは、前日の米半導体株安を引き継いだものです。14日の米国市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が5.86%安と急落しました。AI開発の減速を求める業界首脳の発言が、半導体関連に売りを集中させています。

売り一巡後は、2営業日で1700円超下げた反動から自律反発の買いが入りました。前場終盤には608円高まで戻しています。ところが後場は金利が重荷となりました。国内の長期金利が一時3.030%まで上昇し、米10年債利回りも5.0245%と2007年以来の水準に乗せています。株式の相対的な割高感が意識され、前場の上げ幅はすべて消えました。

指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄

支えたのはソフトバンクグループです。7.54%高となり、1銘柄で日経平均を353円99銭押し上げました。前日は564円押し下げた銘柄であり、立場がそのまま入れ替わっています。リクルートHDが36円、キオクシアHDが27円押し上げました。

重荷になったのはアドバンテストで、1銘柄で222円05銭押し下げています。東京エレクトロンが28円、フジクラが18円の押し下げでした。値上がり銘柄の寄与度合計が545円92銭、値下がり銘柄が554円81銭。差し引きが8円89銭安という綱引きの結果です。

市場全体の温度感

東証プライムでは値上がりが800銘柄、値下がりが685銘柄、変わらずが68銘柄でした。業種別では33業種中25業種が下落し、上昇は8業種にとどまります。前日は値上がりが78.5%、27業種が上昇していましたから、市場の広がりは明確に後退しました。

上昇率トップは情報・通信業の2.07%高で、前日は下落率2位だった業種です。下落率トップは石油・石炭製品の2.24%安、次いで銀行業が1.85%安でした。前日に買われた金融株が本日は売られており、金利がさらに上昇するなかでの下落です。日米の金融政策決定を前にした持ち高調整とみられます。

今後の日経平均の見通し

期間想定レンジ主な前提条件
翌営業日62,800円〜64,500円FOMC結果を17日未明に控え様子見が強まりやすい。上値メドは本日高値64,101円、下値は63,000円の節目
1ヶ月後60,400円〜67,500円FOMCと日銀会合の結果、および米長期金利が5%台に定着するかどうか
1年後55,000円〜78,000円AI投資サイクルの持続性と日米の金利水準。年初来高値72,831円、年初来安値50,558円のレンジを基準に想定

日足は陽線ながら長い上ヒゲを残しました。6万4000円台を維持できなかった点は、当面の上値の重さを示唆します。

今日のまとめ

昨日の主役が、そのまま今日の逆の主役になりました。ソフトバンクグループは押し下げトップから押し上げトップへ、情報・通信業は下落率2位から上昇率トップへ振れています。同じAI関連でも銘柄ごとに明暗が分かれ始めた一日でした。

一方で入れ替わらなかったのが、原油の高止まりと金利の上昇です。米長期金利の5%乗せが、前場の608円高を消した要因でもありました。

より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。

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【2026年9月15日】今日の日本株 深掘りノート|ソフトバンクGが押し下げトップから押し上げトップへ反転、米金利5%乗せで8円安の綱引き相場
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