日経平均は大幅続伸、終値は6万6399円
7日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、前週末比1378円90銭(2.12%)高の6万6399円84銭で取引を終えました。6万6000円台の回復は9月1日以来4営業日ぶりです。
前週末の米国市場では主要3指数が下落しましたが、半導体関連だけが逆行高となった流れを引き継ぎました。値がさのハイテク株に買いが集中し、前場には上げ幅が1600円を超える場面もありました。TOPIXは22.57ポイント(0.55%)高の4125.80と3日続伸しています。
相場を動かした主な材料
最大の材料は、4日の米市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3.37%高と上昇したことです。米マイクロン・テクノロジーが高帯域幅メモリー(HBM)の製造能力を年内に倍増すると報じられ、メモリ需給の逼迫観測が広がりました。
7日のアジア市場でも韓国総合株価指数(KOSPI)が4.61%高となるなど、半導体株高がアジア全域に波及したことも支えとなりました。一方で、米8月雇用統計の非農業部門雇用者数が16万2000人増と市場予想を大きく上回り、9月の米利上げ観測が再燃したことは上値を抑える要因となっています。
指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄
プラス寄与はソフトバンクグループが約504円、アドバンテストが約335円、東京エレクトロンが約253円と続きました。キオクシアHD、イビデンを加えた上位5銘柄だけで日経平均を約1328円押し上げています。
マイナス寄与はコナミGが約24円、中外製薬が約23円、バンダイナムコHDが約22円でした。ゲーム関連と医薬品の一角が売られましたが、押し上げ側と比べると規模は限定的です。
市場全体の温度感
指数の上昇率とは対照的に、東証プライム市場の値下がり銘柄は56.9%と過半を占めました。値上がりは40.7%にとどまり、850銘柄超が下落しています。
東証33業種は上昇17業種・下落16業種とほぼ拮抗しました。海運業や電気機器、非鉄金属が上昇した一方、水産・農林業、医薬品、銀行業などが下落しています。相場全体に買いが広がったというより、値がさ半導体株に資金が集中した一日と整理できます。
今後の日経平均の見通し
| 期間 | 想定レンジ | 主な前提条件 |
|---|---|---|
| 翌営業日 | 65,700円〜67,000円 | 米国市場再開後の反応。半導体物色が続けば75日線上抜けを試す一方、急騰の反動売りが出れば上値は重い |
| 1ヶ月後 | 63,000円〜70,000円 | 9月のFOMCと日銀金融政策決定会合の結果。日米が同時に引き締め方向へ傾けば調整も |
| 1年後 | 58,000円〜80,000円 | AI・半導体投資サイクルの持続性、原油価格と円相場の水準 |
今日のまとめ
日経平均の2.12%高という数字だけを見ると全面高に映りますが、実際には半数以上の銘柄が下落しています。指数と実感がずれる典型的な一日でした。
今週は米消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、金融政策を巡る思惑で方向感が変わりやすい局面が続きそうです。
より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。
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