日経平均は続伸、終値は6万6262円
2026年8月26日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比405円73銭(0.62%)高の6万6262円16銭と続伸しました。始値は251円安の6万5604円49銭で、前場には6万5390円55銭まで下落しています。
その後は買い戻しが広がり、午後1時33分には6万6442円34銭まで上昇。TOPIXも17.35ポイント高の4111.02ポイントと5日続伸しました。
相場を動かした主な材料
最大の追い風は原油の急落です。25日のWTI原油先物は82.36ドルと2.65ドル下落し、8月21日の86.81ドルから5営業日で約8%下げました。これを受けて米10年債利回りは4.626%へ低下し、25日の米国市場では主要3指数がそろって上昇しています。
国内では、27日に予定される氷見野日銀副総裁の発言を前に9月利上げへの観測が広がり、銀行や保険、証券といった金融関連が買われました。一方、朝方はエヌビディア決算を控えた持ち高調整の売りが半導体関連に出て、下げ幅は一時465円まで拡大しています。
指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄
押し上げ寄与のトップはアドバンテストで、1銘柄で日経平均を約302円押し上げました。この日の上げ幅405円の74%にあたります。次いでソフトバンクグループが約61円、リクルートHDが約55円でした。
このアドバンテストは、8月24日には逆に日経平均を約338円押し下げた銘柄です。株価は3営業日でほぼ元の水準に戻りました。押し下げたのはファーストリテイリングが約33円、キオクシアHDが約30円です。
市場全体の温度感
東証プライムの値上がり銘柄数は978で全体の62%、値下がりは518でした。東証33業種でも24業種が上昇しており、上げの広がり自体は前日より強まっています。
ただし売買代金は6兆7057億円と、4月21日以来4カ月ぶりに7兆円を割り込みました。24日の7兆636億円、25日の7兆99億円に続く3営業日連続の縮小です。しかも8月21日の終値と比べた上昇は246円にとどまります。日々の値幅は1,000円を超えているのに、週を通せばほとんど動いていません。
今後の日経平均の見通し
| 期間 | 想定レンジ | 主な前提条件 |
|---|---|---|
| 翌営業日 | 65,300円〜67,300円 | 27日早朝のエヌビディア決算と氷見野日銀副総裁の発言が重なる。薄商いのなかでイベントを迎えるため振れ幅が大きくなりやすい |
| 1ヶ月後 | 62,500円〜69,000円 | エヌビディア決算とジャクソンホール講演を通過してAI関連の方向感が定まる。日銀9月会合での判断も焦点 |
| 1年後 | 58,000円〜78,000円 | AI投資サイクルの持続性、米国の金融政策、中東情勢と原油価格、日銀の正常化ペースが主な変動要因 |
この日のザラ場高値6万6442円は8月20日の高値6万6325円を一時上抜けましたが、終値では届きませんでした。8月20日高値を終値ベースで上抜けられるかどうかが、目先の分岐点になりそうです。
今日のまとめ
指数は405円上昇しましたが、その74%は1銘柄が作ったものです。しかもその銘柄は月曜に指数を338円押し下げた張本人でした。週初からの変化は246円にとどまります。
商いが細り続けるなかで値がさ株が指数を振り回している状態で、今晩のエヌビディア決算が一つの答えを出すことになります。
より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。
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