日経平均は続落、終値は6万5528円
2026年8月24日の東京株式市場で、日経平均株価は前週末比488円27銭(0.74%)安の6万5528円09銭と続落しました。始値は6万5978円95銭で、朝方はプラス圏を回復する場面もありました。
しかし後場に入ると下げ幅を広げ、一時は500円を超える下落となり、安値圏で取引を終えています。一方でTOPIXは6.00ポイント高の4073.29ポイントと小幅ながら上昇しました。
相場を動かした主な材料
最大の要因は、8月26日の米エヌビディア決算と28日のジャクソンホール会議を控えた様子見姿勢です。同じ26日には米7月PCE物価指数も予定されており、週半ばに材料が集中する構図となっています。
加えて、24日の韓国市場でサムスン電子が急落したことがメモリ関連に波及しました。中東情勢の不透明感から原油価格が高い水準にとどまり、日米の長期金利に上昇圧力がかかりやすい地合いも、値がさグロース株の重荷となっています。
指数を支えた銘柄と重荷になった銘柄
押し下げたのはアドバンテストで、1銘柄で日経平均を約338円押し下げました。次いでソフトバンクグループが約225円、キオクシアHDが約80円の押し下げです。アドバンテストとソフトバンクGの2銘柄だけで約563円となり、実際の下げ幅488円を上回っています。
一方、押し上げ寄与のトップは東京エレクトロンで約86円、次いでリクルートHDが約62円、豊田通商が約14円でした。同じ半導体でも東京エレクトロンは買われており、セクター一律の下落ではありませんでした。
市場全体の温度感
東証プライムの値上がり銘柄数は841で全体の54.1%、値下がりは658でした。東証33業種でも20業種が上昇し、下落は13業種にとどまっています。上昇率上位はサービス業、建設業、その他製品、卸売業でした。
東証グロース市場250指数も771.37ポイントと反発しており、相場全体が売られたわけではありません。値がさのAI・半導体関連が集中的に売られる一方、内需や景気敏感株、コンテンツ関連には買いが入った一日と整理できます。
今後の日経平均の見通し
| 期間 | 想定レンジ | 主な前提条件 |
|---|---|---|
| 翌営業日 | 65,000円〜66,200円 | 26日のエヌビディア決算とPCE物価指数を控え、25日移動平均線を挟んだ小動きが続く想定 |
| 1ヶ月後 | 62,500円〜68,500円 | エヌビディア決算とジャクソンホール講演の結果次第でAI関連の方向感が定まる。日銀9月会合への思惑も焦点 |
| 1年後 | 58,000円〜78,000円 | AI投資サイクルの持続性、米国の金融政策、中東情勢と原油価格、日銀の正常化ペースが主な変動要因 |
8月21日時点の25日移動平均線は6万5615円、75日移動平均線は6万6241円です。終値ベースで25日線を維持できるかどうかが、目先の焦点となりそうです。
今日のまとめ
値上がり銘柄のほうが多く、TOPIXもプラスだったにもかかわらず、日経平均は488円安となりました。株価の高い銘柄ほど影響が大きい株価平均型の指数であるがゆえに起きた乖離です。
指数の数字だけを見て相場全体を判断すると、実際に起きていた資金の移動を見落とすことになります。
より詳しい分析は深掘りノートをご覧ください。
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